読後の感想を鑑賞(干渉?)しよう!
読んだ本の感想を個人的に書いたものです。かたよりがありますがご勘弁を。
| ■ 母、娘の呪縛から逃れる本 |
| Date: 2012-04-25 (Wed) |
さよなら、お母さん: 墓守娘が決断する時 信田 さよ子
春秋社 2011-10-17
売り上げランキング : 125379
Amazonで詳しく見る by G-Tools
母がしんどい 田房 永子
新人物往来社 2012-03-24
売り上げランキング : 2381
Amazonで詳しく見る by G-Tools
メモ
| ■ ふしぎだね!?自閉症のおともだち |
| Date: 2008-06-24 |
ふしぎだね!?自閉症のおともだち (発達と障害を考える本) 諏訪 利明 安倍 陽子
おすすめ平均わかりやすいです♪
少し字が多すぎるかな・・・
一緒に考えたいね
保育園と小学校の先生方へ
自閉症児に関わるひとすべてのひと、必読です!
Amazonで詳しく見る by G-Tools
少し前に「わたしの母さん」という本を読んで、そのときに出版社のHPを見て紹介されていたので、気になって読書。様々な症例を分かりやすく説明しているシリーズの一巻目。小学生ぐらいの子に色々な病気を分かりやすく説明しています。
色んな病気の子供もいるのだと思えるようになったのは、ここ数年です。知っていても積極的に理解しようとしていなかった自分がいます。でも全部を知ることはできないし、いざ自分がその場面に向き合ったら戸惑うかもしれないけど、知らん顔はしたくないと思っています。
私たちも疲れている時もあるし、調子の悪い時もあります。でも大勢でいれば特に都会にいれば、なかには協力できる人もいると思います。そんな人が集まってほんの少しずつ力になればいいのだと考えます。いつも誰にでもいい顔できる人間じゃないけど、まったく無視する人になりたくないと思い始めたこの頃です。偽善にみえても、少しずつ自分のできることを前むきにやりたいなと思いはじめました。それは人のためじゃなくて自分のためにです(^^)。難しい問題だし、ほんとうの意味での役には立っていないのかもしれないけど、ちょっとずつでも明るいほうへ、向かっていきたいなと、思いました。
車椅子の人を見て息子が戸惑うような顔をするようになりました。「どうしたのかな?何か困っているのかな」と一緒に話して役にたてる事があるかとなるべく会話をするようしています。大丈夫な様子だったら「よかったね」と喜ぶようにしています。色んな人がいることが自然な社会になるといいなと思いました。
| ■ 人生のひみつひとつ |
| Date: 2008-08-21 |
病院のアルバイトもなんとか新米(以下)の働きができるようになったかなといったところです。全然役に立っていないような気がしないでもないんですが、えっちらおっちら働いています。この職場に長年掃除係として働いているおばあさんがいます。皺だらけの手でいつも穏やかに笑い、子供を優しい眼差しで見つめ話してくれます。優しいおばあさんといった人で大好きなのですが、暫く働いていてこのおばあさんの素晴らしさに気付きました。
具体的にこう、というのは難しいんですが、人の流れや心情をそれとなく察していてでも出すぎず静かに理解してくれる人なのです。一緒に働く受付のおばさん達も優しくて、大丈夫よ、と声をかけて励ましてくれたりするのですが、この掃除のおばあさんは楽しいことは話しても、人間関係や仕事の事は何も言わず黙って掃除をし帰ってゆくだけでした。しかし先日小声でちょっと私に話してくれた一言で、『この人は分かっているんだなぁ』と思いました。他愛もない言葉だけど、その一言が言えるってすごいなと思うような言葉を言ってださいました。
そんな事を思っていたら
ライフ・レッスン (海外シリーズ) Elisabeth K¨ubler‐Ross David Kessler 上野 圭一
角川書店 2001-11
売り上げランキング : 59539
おすすめ平均生死に揺れる人にまず、是非読んでもらいたい・・・
生きるために
しんどいときほど心に響く本
Amazonで詳しく見る by G-Tools
の一節を思い出しました。
作者であるエリザベスの若い頃の経験に、死の迫っている患者に医者でも治す事のできない心の病を治す掃除婦がいたというくだりです。
瀕死の患者のいる病室にこの掃除婦が入ると精神的な健康をとりもどすことを不思議に思った作者が、その掃除婦に「私の患者に何をしているの」と問い詰めると「私は掃除をしているだけです」と返すだけです。しかしどうしても納得できない作者が掃除婦の後をつけまわし秘密をさぐろうとします。あきれた彼女はやっとその秘密を話すのです。
掃除婦はかつて六人の子持ちだったが、冬のある日、その一人の子が急に具合が悪くなった。夜中になってから三歳のその男の子を病院の救急治療病棟に連れていった。息子を抱いたまま何時間も医師が来るのを待った。だれも来なかった。自分の腕の中で、肺炎の子供が死んでいくのを見守るほかはなかった。掃除婦はそのつらい話を、憎しみも、恨みも、怒りも、なんの否定の感情もなく語ってくれた。
「なぜそんな話をしてくれたの?」私はたずねた。「死に瀕している患者と、どんな関係があるというの?」
「死は私にとって、なじみ深いものなのです」掃除婦は答えた。「古い古いつきあいですからね。死にそうな患者さんの部屋に入ってゆくと、すごくおびえていることがあります。それをみると、そばに行って、からだにふれずにはいられなくなるのです。そして、私が死をたくさんみてきたこと、死はそんなに怖いものじゃないこと、死ぬ時は楽になるということなんかを、いってあげます。あとはただ、そばにいてあげるだけです。ときどき逃げだしたくなるときもありますが、逃げません。その人のために、そばにいてあげようと思ってしまうんです。(P59)
この後で作者は、心理学や医学とは無縁の彼女が人生における最大のひみつを一つ知っていた。と続けています。頭がいいとか悪いとか、偉いとか賢いとか、お金持ちか貧乏かではなく、本当の生きる意味と価値がこの話の中には隠れている気がしています。
年齢を重ねている人は皆何か知っているなぁと思うこの頃です。
病院での掃除婦の話といえば
MOMENT (集英社文庫) 本多 孝好
おすすめ平均うう〜ん 読んだ中では一番の駄作か
リアルな描写
死に際に何を願うかなぁ…
悲しく切ない「大人の寓話」。人間って不器用で愛らしいなぁ。
おもしろかった!!
Amazonで詳しく見る by G-Tools
も思い出します。これは掃除夫の話。
小児病棟でのくだりが印象に残っています。
| ■ 心の休ませ方 |
| Date: 2008-06-17 |
心の休ませ方 (PHP文庫) 加藤 諦三
PHP研究所 2006-10-03
売り上げランキング : 47597
おすすめ平均タイトルが悪いのでしょうか
タイトルと中身が違う。前半は良いが・・・
健常者が、うつ状態にある人を理解するための本
Amazonで詳しく見る by G-Tools
コンビニで見かけて買い読書。こういった題名に惹かれてしまうというのはそういうことなのだなぁと自覚しつつ読みました(笑)。ブログでは饒舌ですが、実生活ではあまり上手く話すことができません(どこからかつっこみが入りそうですが(笑))。ストレスを感じると内側にためこんでしまうタイプなのです。自分さえ我慢すればいいんだ、というような考えに陥りがちなタイプです。そういった心の内側に負の感情を溜め込んでしまう人の原因と解決策とまではいかないまでも向上するきっかけを与えてくれる本です。
感想にはちょっと辛らつなことが書かれていますが、今回かなりこの本に私は救われました。いじけがちな人、自分なんか…とすぐ思ってしまう人は、どんな影を背負い込んでいるかが解説されています。そして様々な人のタイプも、誰がどのタイプと当てはめて考えてしまうより、それを一つのディティールとして、踏みとどまり自分を見つめなおすきっかけにするといいと思います。
疲れてくると言葉さえ出なくなり、動くこともできなくなってしまうほど、自分を追い込んでしまう人、そうなりそうな人、なりたくない人にお勧めです。
自分を俯瞰する考え方を教えてくれる本でした。
| ■ 加害者は変われるか? |
| Date: 2008-08-07 |
加害者は変われるか?―DVと虐待をみつめながら 信田 さよ子
筑摩書房 2008-03
売り上げランキング : 7377
おすすめ平均「加害者支援」の射程
Amazonで詳しく見る by G-Tools
新聞で知り読書。加害者の側から考えた暴力や虐待の形を露にした本。
映画や社会から見た加害者の変化と時代の加害者の捉え方などが書かれていて、ただ単に加害者が悪いと言ってない本です。
息子のまなざし ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ
おすすめ平均この映画には音楽というものがない
「息子のまなさし」とは誰のまなざしなのか?
復讐か、教育か
Amazonで詳しく見る by G-Tools
サラバンド イングマール・ベルイマン
紀伊國屋書店 2007-05-26
売り上げランキング : 37287
Amazonで詳しく見る by G-Tools
ある子供 ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ
おすすめ平均難しいテーマ挑戦の心意気は買うが
凡作
ブリュノのように生きられるか
子どもって誰?
興味深い内容だが、感情移入は出来ない
Amazonで詳しく見る by G-Tools
を紹介しながら、親と子の、加害者と被害者のありかたを説明し問いかけています。
どきっとしたのはDV(ドメスティックバイオレンス)にからめて、家庭の中での暴力、夫婦、親子の間で振るわれる暴力についての文章でした。
「悪い夫はよい父になれない」という言葉がどずしんとしました。妻を精神的に支える事のできない夫はよい父になれないというのは納得できます。妻が母として不安になっているのを伴侶として理解できないことがよい父にはなれないという事だと私も思いました。育児を手伝う積極的なお父さんが最近多いですが、妻が何を感じているか考えているかも知ろうとしないとよき夫ではないのではないかなと(…今ちょと夫を振り返ってみた)思いました。
そんなこと言っても家族は始終一緒に居る存在だし、嫌な時もあるわけで、完璧とはいえないまでも、そう考えておく事は必要だなと思いました。
夫は絶対私に手をあげません。結構酷いこと言ってると(自覚があるだけに恐ろしいな)思うんだけど、それでもぶたれた事がありません。以前「どうして幾ら自分に非がないと分かっていてもぶたないの?」と聞いたら「自分は男で、君は女だから」と言われたことがあります。同じことが本にも書かれていて、びっくりしました。なんだか恥ずかしくなってきたので以下に…。
子供育てていて思うのはこの本にも書かれてありますが、子供にとって自分は親として絶対的立場にいるということです。自分が子供の時、幾ら親が同じ視点に立ってくれたとしても、親は親だと思っていた記憶があります。私は今その親の立場に居るわけで、その自覚を日々もたなくてはならないなと思っています。同等ということはありえず、親がそう思った瞬間が怖いのではと感じています。どうしたって養う側と養われる側なわけで、同じ家にいてもお互いの成長の度合いも経験も違うわけですから、それをより経験をしている親がしっかり自覚しないといけないなと感じてます。
そういった上での環境や限定された生活の中で最良の選択をしてあげたいと思っています。これすごく難しいし、いつもこんなこと考えてなんていないけど、時々思い出して自分が親であること、被害者であり加害者であることを自覚していなくちゃなと思っています。そんなこと言ったらなんでも被害者と加害者になってしまうんだけど、そこのところの線引きが難しいのだけど、感じて生活するのとしないのとでは全然違うと考えているので、一生懸命悩むことにしています。
子供がいつか巣立つ時まで、この思いは持ち続けるのかな、と思いながら読書しました。
上記の映画の中で、「息子のまなざし」しか見たことがないので、他の映画も見たいと思いました。
「息子のー」はフイッシュアンドチップスを食べるシーンが印象的でした。
| ■ 論理と感性は相反しない |
| Date: 2008-06-06 |
論理と感性は相反しない
山崎 ナオコーラ
講談社 2008-03
売り上げランキング : 39480
おすすめ平均
Amazonで詳しく見る by G-Tools
タイトル見て、丁度そのことについて悩んでいたので興味がわき手にとりました。論理と感性は相反しない…のでしょうか。私の中では知性と感性って同じじゃないのかなぁと思っていました。今はちょっとだけ自分なりの答えが出てます。そんな今に読みました。
このタイトルの小説は一番初めにあって、他短い短編が15編とあとがきが二つあります。
神田川と真野という二人のストーリがさりげなくすすんでゆきます。
短編ばかりなので、連載されていたように感じるけど、書き下ろしです。
気に入った話は二人の出てこない小説に多かったです。
日常と非日常の間、いや小説自体が非日常なんですけど、その合間隙間を感じる小説でした。
今ままでの小説と同じように、気になるくだりや、印象に残る一文がたくさんあった。
そしてより、人と人との距離感を感じました。
一番面白かったのはあとがき。作者が自分を書いているようで書いていない、と私は感じました。コンビニの様子など微妙に入り込みながら俯瞰している(または俯瞰の俯瞰している)作者を感じます。
そう思い振り返ると、やたら作者に似ている小説の主人公が近いようで遠くなりました。
…ちょっと抽象的な感想になってしまいまいた。短編が連なっているので、あらすじを書くとそのまま小説のねたばれになるので自粛しました。
あと、思うのは頭がいいってどうゆことなんだろうってこと。「理論とー」もあとがきにも出てくるんだけど、頭のいい自分というのをこの小説の作者と主人公が気にしているように感じます。そして気にしていることをもっと俯瞰して感じているように書いている。それについての感想というのはないんだけど、頭のいい人って、どういうことなんだろうなと、”回転の早い人”はいるんですね。それに”仕事のできる人”と世間で言われている人も、でもですね、頭がいいってどういうことなのかなと、知性と感性うんぬんと一緒に考える日々です。でもそんな自分の頭が回転が遅く、あほなのでどうしようもありません。
| ■ 自然体のつくり方 |
| Date: 2008-06-2 |
自然体のつくり方 (角川文庫 さ 42-2) 齋藤 孝
角川書店 2007-11
売り上げランキング : 32815
おすすめ平均中心感覚と距離感覚
人の心と身体は一つ
Amazonで詳しく見る by G-Tools
リンクしてくださっているブログで紹介されていたので、気になって読書。自然体とは内に向かいつつも外に開いている心と身体の状態を意味し、レスポンスする身体にどうもってゆくか、自分の身体を作ってゆくかが書かれています。といっても難しいものや流派を問うものではなく、日常、常に使われる身体と心を自覚を持って意識し、掛け算を習うように状況に柔軟に反応できる作りにしようという呼びjかけが書かれています。
身体のほぐし方や、心が堅くなっているとき(ストレスがたまっているとき)の呼吸法を具体的に書いています。難しいものではなく、読んですぐできる種類のものばかりですので、姿勢をただし実行しながら読み進みました。
以前鬱々とした気持ちに陥った時、ウォーキングを続けてみました。身体を動かしたって気持ちも状況も変わらないと思っていたのですが、とりあえず何かしら動いてみようと、好きな歩くことを実行しました。だるい時や気が進まないときもあったけど、二週間一ヶ月と続けてゆくうちに、心が上向いてくるのを感じました。周りの状況は決して良くはなかったのですが、とりあえず一日生きられた、明日もがんばれるかな、という気持ちになってきた思い出があります。
このとき身体と心は思ったよりも一体なんだなと感じた印象があったので、ここに書かれていることはどれも頷けました。肩が痛いと言っている夫に肩甲骨マッサージをしてみたりして、実際動いたり動かしたりしながら読みました。
最近身体が思うように動かない、だるい日が続くと思っている人にお勧めの本です。
ストレッチするだけでも、意外と身体はリラックスするし、心は晴れてきます。
最後の方に野田秀樹のNHK番組で行ったワークショップの話がでてきます。この番組を見ていたので、そして本を読みながら思い出していたので、嬉しかったです。こういった心を伴った身体の動作に俳優さんは慣れているのだなぁと思いました。
| ■ ティファニーで朝食を |
| Date: 2008-05-30 |
読みたいなぁと思っていた本を読書。評価はおすすめを見ると分かりますね。楽しく読書しました。ゴラトリーの浮遊感とコケティシュ(というのかな)な感じを楽しみました。
映画が有名ですね。私はなぜかペップバーンの映画を観るのが苦手です。ヘップバーンが嫌いではないし大好きだし、綺麗なので見ていていいなぁと思うのだけど、この人の出ている映画は何故か見れない、というのはヘンかな、見ていると辛くなります。彼女の世界とのずれに戸惑いを感じてしまうようです。というのもへんな表現ですが、彼女が出ているカットをみているとどうしようもなく合っていないと感じてしまうのです。
オールウェイズ
リチャード・ドレイファス
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2003-08-22
売り上げランキング : 98007
Amazonで詳しく見る by G-Tools
のヘップバーンが好きです。
この本を読みながら、このイメージであの映画なんだなぁと思ってあとがき読んだら、あとがきではまったく違うものとして読んでくださいとあって、改めて映画がどんなものか興味がわきました。今度機会があったら見てみようと思っています。別なものとしてのティファニーを楽しみたいです。
小説の感想は恥ずかしいので追記に
名作として読んでいないので、まったくの個人的感想としてお読みください。
始めに面白い書き方をするんだなぁと思いました。ティファニーでもそうですが他の短編も、感情や状況を事細かに描いているようで書いていない、なのに分かる…稚拙きわまりない感想ですが(汗)それが文章のすごさなのでしょう。微妙な距離感で抽象的なものを表しているのがすごいと思いました。そしてすらっと登場人物がすごいことを言ってる。人は誰かに対して優越感を抱かなくてはならにようにできている、というゴラトリーの迫力に圧倒されました。
あと、「クリスマスの思い出」で泣いているおばあさんに大人なんだから泣かないでというと「大きくなりすぎて泣いてるんだ」としくしくなく様子が好きです。そして最後に悟る場面も好きです。
ゴラトリーの部屋の中に鎮座するクリスマスツリーと、この「クリスマスの思い出」のツリーは対照的に感じました。
少し前に
カポーティ コレクターズ・エディション
ジェラルド・クラーク
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-03-16
売り上げランキング : 30388
を見て
冷血 (新潮文庫)
Truman Capote 佐々田 雅子
を読んでいたので、イメージに深みがでました。
書き方、アプローチの差こそあれ、そこにある作者の精神と才能を感じました。
| ■ ベオウルフ |
| Date: 2008-08-16 (Sat) |
であった事に気付き、慌てて読書、そして映画も鑑賞しました。
サトクリフの本は英雄叙事詩ということもあり、読みにくいです。日本語の古典が読みにくく想像しにくいのと同じで風格はあるのですが、イメージがわきにくかったので、映像を見て確認できてよかった。
アーサー王などいくつかのヨーロッパやイギリスの古典を読むと童話や逸話を盛り込み、名前も繰り返し使われたりしながら、伝説や英雄伝は作られているようです。地域の話を伝えるために吟遊詩人が唄っているうちに変わったりしたのかもしれません。そんな話の連なりを感じました。
ドラゴンや巨人、その母である魔女(怪物)、宝、勇士、王…と英雄伝に欠かせない要素の盛り込まれた映画でした。全編CGであることが始めは気になったのですが、ドラゴンとの戦いや、水の場面などは美しく、素晴らしかったと思います。
怪物の母と王妃の関係や、男達が繰り返す過ちなど、深いテーマも盛り込まれていて、構成が面白かったです。
史実にどこまであっているかというよりも、昔このように物語を考えた人がいるんだということが、興味をひきました。昔の話は教訓や教えを含んでいることが多いので、古代の考えを想像しました。そして、それを現代にどう変化させたのかも考えました。
ベオウフルが大切にしたもの、譲れなかったものの中に、昔から続く人間の本質があるのかもしれないと思いました。
迫力のある映像で、ディティールもよく描きこまれていて、楽しんで鑑賞しました。
ドラゴンがかわいかった(^^)
| ■ わたしの母さん |
| Date: 2008-08-15 |
母の日だった日曜日、新聞に紹介されていて興味を持ち読書。自閉症のお母さんを持つ小学4年生の高子が主人公。自分の母親はどうやら普通のお母さんと違うと思い始め、自閉症という障害を持っていることに気付きます。母の病を認めたくない気持ちと、自分の中にあった差別にショックを受けながらも、自身を見つめお母さんを認め、友達に支えられながら成長してゆく話。
このくらいの年齢の女の子って親がちょっとでも周りと違うと傷つくもので、あわせて反抗期の時期でもあるので、高子の心の中は嵐のようです。そんな不安な心の状態を上手に表している話だと思いました。
おぼつかない母親でも、自分のお母さんに変わりないことを発見し、新しく物事の見方を会得してゆく主人公に素晴らしさを感じました。大人でもなかなかできない精神的な成長を描いています。
難しい問題ですが、だからこそそこに光があると、壁は越えられると願わずにいられない本でした。また二十年前に出版された本の復刊であることからしても、新たに何度も読み直される本になることを祈ります。